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憧れの音楽ロボットを組み立てられるようになるツール

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ベルリンを拠点にするスタジオDadamachineが、誰でも楽器ロボットを組み立てることができるようになるツール MIDIAutomat ToolkitのキャンペーンをクラウドファンディングKickstarterにて開始しました。目標金額の€15,000は悠々突破。すでに€73.310(3月30日現在)の投資金額を獲得しています。

このMIDI Automat Toolkitの核となるのがAutomat コントローラと呼ばれるもので、ここにMIDIデバイスやコンピューター、iPad/iPhoneなどを接続し、Ableton LiveやiOS アプリからMDIを送信します。さらにAutomatは12のDCアウトを搭載しており、ここにソレノイド(往復運動をするマシン)やLEDライトなどを接続することによってこれらをMIDI信号で動作させることができるようになります。つまりは、「機械に楽器を演奏させる」ことが可能になるわけです。

例えばアコースティックドラムを演奏させてみたり、ビール瓶を叩かせてみたり、身の回りにあるも何でもを叩いてもらうことができるわけです。自分じゃ叩けない難しいドラムパターンを演奏させることができるのかどうか??これは試してみなければわかりません。

この種のアイデアはすでに YouTubeを見れば山ほどあふれていますが、MIDIAutomat Toolkitのすごい点は、複雑な設定が不要、「プラグ&プレイの感覚で誰もが操作できる」とのこと。

 

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コントローラ本体の価格は€169、ソレノイドやマイクスタンド、アダプターの数に応じてSmall toolkit(€299) medium toolkit(€399) large kit(€499)を選ぶことができます。

詳しくはプロジェクトページよりどうぞ。

 

 

 

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Native Instrumentsのサンプル・スキャニング・シンセ「FORM」のバージョン1.1がリリース

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Native instrumentsが昨年秋にリリースしたFORMがアップデートバージョン1.1をリリースしました。FORMはサンプルス・スキャニング・シンセというあまり聞きなれないカテゴリーのシンセなのですが、簡単に言うならばサンプラー、でも通常のサンプラーとは違い、一つのサンプルから想像もしなかったようなサウンドを作ってしまうユニークなサンプラーなのです。

まずはインターフェイスに持ち前のサンプルをドラッグ&ドロップします。

これだけでグラニュラーシンセシスの技術によるピッチと時間の解析が自動的に行われ、様々なスピードや動きを付けてサンプルの再生が始まります。

グラニュラー技術自体はそれほど新鮮なものではありませんが、FORMの場合はこれに加算式シンセ、豊富なモジュレーション、エフェクト、パフォーマンス機能を合体し、これまでのシンセとは一味違う音創りを行えるところに大きなメリットがあります。通常のサンプラーならばこれだけ音を加工すれば大概は痩せ細った音になってしまいますが、FORMの場合は大概は良い結果を作り出すのが凄いところです。しかも元のサンプルからは想像もしなかったような個性的な音を次々と作れるのです。

さて、そんなFORMのバージョン1.1が昨日リリースされました。主な追加点は以下の通りです。

 

FORM 1.1 の追加機能

  • 200以上の新しいプリセット追加、元々のサウンドに新しいサウンドバリエーションが追加
  • スキャンレンジをモジュレートする「Center」と「Width」コントロールを追加
  • モーションカーブ・プリセットの新しいページを追加
  • コンパクトビューを追加
  • 「Speed」タブにマニュアルスキャンモードを追加
  • 「Perform」セクションにサウンドバリエーション用のボリュームフェーダーを追加
  • サウンドバリエーションのパラメーターを、異なるスナップショット間でコピー及びペーストが可能
  • サウンドバリエーションのFXパラメーターを、別のサウンドバリエーションにコピー及びペーストが可能
  • 全パラメーターのオートメーションが可能
  • KOMPLETE Sシリーズ・キーボードとMASCHINE用の新しいコントローラーページを追加

 

 

アップデートの目玉はプリセットが200も追加されたことで、リード、ベース、鍵盤系、パッド、ハイブリッド・インストゥルメント、SFX、サウンドスケープ、シーケンス等、現代のエレクトロニックスタイルに適したサウンドが収録されています。

さらにこれまでのプリセットには新しいサウンドバリエーションが追加されています。これによって同じサンプルの音ではあってもパラメーターの設定が違うサウンドを瞬時に呼び出して、演奏中のサウンドに変化をつけることができます。

FORM 1.1 のもう一つの目玉は、サンプルセレクトのページに「Center」と「Width」コントロールが追加されたことです。実際に波形を見ながらサンプルスキャンの範囲を指定できるようになり、サンプルプレイバックの操作が以前よりも簡単になります。

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Sample Selectページの追加されたCenterとWidthコントロール

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モーションカーブのプリセットに追加された新しいページ

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パフォーマンスコントロール、REAKTORのページBよりアクセス可能

 

 

FORMはREAKTORの上で起動するソフトですが、無償のREAKTOR 6 PLAYERでの使用も可能です。
FORM 1.1 のデモ版も現在配付中、興味ある方はお試しください。
FORM は価格99ユーロ
REAKTOR 6 は価格199ユーロ

 

 

 

Reaktorで動くBuchlaモジュラー「Cloudlab 200t」無償配付中

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Native Instruments のReaktor 6 ソフトウェアのユーザーは今、Don Buchlaの200 series (1970)をベースにしたアンサンブルCloudlab 200tを無償で入手できます。これはReaktorの情熱あるビルダー・ミュージシャンTrevor GavilanがBuchlaのワークフローにインスパイアされて制作したプラグインソフトウェアで、Buchlaの正式なエミュレーションソフトウェアではないことが強調されています。

Cloudlab 200tは現在NIのユーザーライブラリーより無償でダウンロードできますが、起動にはホストソフトウェアとなるREAKTOR 6(199ユーロ)が必要です。

下のビデオはCloudlab 200tのビルダーTrevor Gavilanによるデモンストレーションビデオです。この静寂な雰囲気が素敵でなりません。

 

Cloudlab 200t

REAKTOR 6

 

 

アコースティックとエレクトロニックの融合、革新的ストリングス音源 OutputのAnalog Strings

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ここ数年、革新的なソフト・プラグインを立て続けに発表しているLAを拠点に置くプラグインメーカーOUTPUTが新しいストリングスのプラグイン音源Analog Stringsをリリースしました。Analog Stringsはサンプリングされたオーケストラのサウンドとアナログシンセのサウンドの融合によって作られるハイブリッドなサウンドを特徴としています。

Analog Stringsのオーケストラ・ストリングスはブタペストのBMCホールにおいて60人編成と22人編成によるオーケストラがサンプリングされ、またシンセパートにはストリングサウンドで有名なビンテージシンセがサンプリングされています。さらにエンジン部にはモジュレーション、テープ・ルーパー、アルペジエーター等の機能が搭載され、これらが融合することによってこれまでにはないエッジの効いたストリングサウンドを奏でることができます。Analog Stringsは合計39 GB、500のプリセットを搭載。価格199ドル

下のビデオは、各プレイヤーがコントローラを使いAnalog Stringsを操作するアンサンブルパフォーマンスです。

 

OUTPUT

 

 

 

まるで水族館のクラゲをみてるようなシーケンサー「Seaquence」

スクリーンの中を泳ぐ怪しげな生物。この生物をタップするとそれぞれの生物の音楽フレーズを編集できる。シーケンサーは32ステップ。音源部には本物のシンセシスが搭載され、エンベロープの操作や波形を変更することができる。編集が終了したら生物をまた元に戻してやる。すると生物たちは再び合奏を始めるのだ。

 

 

Seaquenceはアプリ内で6.99ドル課金すると、MIDIアウト、フィルター、BPM、スウィング、グライドなどの機能へのアクセスが可能になる。つまり外部MIDI音源やドラムマシンを操作するようなことも可能なのだ。通常価格は無償。下のファイルはMoogのアプリModel 15とペアリングして作られた音源。この浮遊感が素晴らしい。

 


App Storeにて無償
 

 

 

Elektronのデジタルドラムコンピューター&サンプラーDigitakt プリオーダー開始

 

1月のNAMMショーではガラスケースに収められ、音も聞くことのできなかったElektronのニュードラムマシンDigitaktですが、本日よりプリオーダーの受付を開始しました。出荷開始は5月。価格は769ユーロ/679ドルとなっています。Digitaktは8ボイスのデジタルドラムコンピュータ&サンプラーです。コンピュータと接続しVSTプラグインのように操作できるOverbridgeにも対応。DAWのワークフローとスムーズに連携できるハードウェアドラムマシンです。

現在Elektron公式HPではDigitaktを軽く試すことができるオンライン・インタラクティブ・デモを公開しています。HPにアクセス後、下の方にスクロールすると見つけることができます。まずはプレイボタンをおしてみましょう。Elektronの砲塔パラメーターロックも使用可能。マニュアルは右上ボタンから。

 

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Elektron

UAD ソフトウェア 9.1 リリース、新プラグイン追加、Windows 10の機能向上、Mac Sierra完全対応

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Universal AudioがUADソフトウェアのバージョン9.1をリリースしました。大型アップデートということで新しいプラグインが5種類も追加されました。Windows 10環境ではThunderboltによって3台までのマルチユニット接続が可能になりました。また何かと問題が多かったMac Sierraとの互換性も完全修正された模様です。

  • SSL® 4000 E チャンネルストリップ・コレクション $299
  • Moog® Multimode フィルター・コレクション $249
  • OTO® BISCUIT 8-bit エフェクト $249
  • Fuchs® Overdrive Supreme 50 アンプ $149
  • Brainworx® bx_subsynth サブハーモニック・シンセ $149

いつものように、15日間のデモバージョンあり。

個人的に一番楽しみなのはSoftube社開発によるOTO BISCUIT 8-bit エフェクトですかね。本家ハードウェアはEDMをはじめとするエレクトロニック音楽業界で今なおカルト的人気を誇るキャラの濃い〜エフェクターです。

 

 

MoogとUADによる新開発のシーケンサー付きのフィルタープラグイン。Moog Multimode filter legacyからのアップデート価格は$99

 

 

 

 

Behringer、クローンシンセサイザーの開発プランを続々と発表

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ここのところBehringerの話題が尽きない。Behringerはまず昨年末にアナログポリフォニックシンセサイザーDeepMind 12をリリース。これまでの常識を打ち破る低価格なシンセの登場に業界は騒然。それだけには止まらない。今年に入ってからBehringer氏は超低価格49ドルのアナログシンセサイザーの開発プランや、アナログシンセの代名詞ともいうべきminimoogのクローンシンセを400ドルで発売するプラン、さらに、1971年のアナログシンセの名機 Arp 2600と、1983年の英国産シンセOSCarのクローンバージョンの開発もアナウンスしている。

面白いのはBehringerのボスであるUli Behringer氏が自らテックサイトやSNSに書き込みを行い、ユーザーからのフィードバックを常に求めている点だ。今年に入ってからはすでに5、6回の書き込みが行われており、西洋のシンセ業界ではそのたび大きなニュースになっている。

 

Uli Behringer氏の書き込み履歴

2016年11月 アナログポリDeepMind12のデスクトップ・バージョン(およそ$ 899)の開発プラン

2016年12月 808・909スタイルのアナログ・ドラムマシンの詳細とイメージ

2017年2月 49ドルのアナログシンセサイザーの開発プランをアナウンス

2017年3月 400ドルのMinimoogクローンBehringer Model E(ユーロラック)の開発イメージをアナウンス

2017年3月 1971年のアナログシンセの名機 Arp 2600、1983年の英国産シンセOSCarのクローンバージョンの開発プランをアナウンス

 

 

 

 

 

Roland、浜松研究所の360°ビデオとストリートビューを公開

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Rolandは浜松研究所内にある展示室の内部を、360°カメラで撮影したVRビデオと、ストリートビューで公開しています。この展示室にはRolandが開発して来た新旧さまざまな製品群が展示され、Rolandのおよそ半世紀にわたる歴史が語られているミュージアムといっても過言ではありません。

残念ながらこの展示室は一般公開はされていませんが、このようなバーチャル技術によって、世界中の音楽ファンがホームコンピュータからRolandの歴史にアクセスできるようになることは素晴らしいことに感じます。この先Googleの技術がさらに進んで、展示室内のシンセサウンドにもアクセスできるようになればさらに素晴らしいですね。

 

 

↓360VR動画なので、動画の再生画面でマウスをドラッグするとさまざまな方向を向くことができます(スマホの場合、スマホの向きで角度を変えられます)。

 ↓ストリートビュー、画像内のマーカーをクリックすると展示室内を動くことができます。

 

 

 

これは新発想、キャップ型のタッチセンサー・コントローラ

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これまでBeatsurfingPlaygroundなどユニークな音楽アプリを開発して来たベルギーのアーティスト・コレクティブHermutt Lobbyが、今度はミニDJコントローラCTRLCAPをリリースしました。

CTRLCAPはプラスティック製のフェーダーキャップで、DJミキサーのクロスフェーダーのキャップと付け替えて使用します。CTRLCAPにはタッチセンサーが内蔵してあり、このキャップを軽くつまんだり、ギュっと握ったりすることでMIDIコントロールを送信でき、表現力豊かなエフェクト操作が可能になります。つまり、右手でスクラッチ、左手でCTRLCAPを握ってクロスフェーダーを動かしながら、エフェクト操作ができるわけです。もちろん使用方法はDJコントロールだけに限らず、ステージライトのソフトウェアを操作しても面白いのではないでしょうか。

 

 

詳細はCTRLCapサイトよりどうぞ。

スターターキットは119ユーロから。https://www.ctrl-cap.club/collections/all